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当サイトにご来館いただき、ありがとうございます。 「エレベータ博物館」は、主に古いエレベーターの記録保存を目的に開設したWEBサイトです。

エレベーターは歴史的価値が認められない

車や鉄道車両、飛行機等、殆どの乗り物には博物館があり、黎明期からの進化の軌跡を伝える貴重なものは、 博物館に保存され、多くの人の目に触れます。
しかし、エレベーターには博物館のように保存する機構が存在しません。
ごくわずかに保存しているところも存在しますが、希少価値が認められやすい70年以上前の手動式エレベーターや、 メーカーが技術伝承の為に残している非公開のものです。
50年前の車や家電製品を趣味で使う方もいるかもしれませんが、基本的には現役を退いていますよね。
車に関しては旧車やクラッシックカーとして価値が高まります。バスや鉄道車両はまだ多くが現役で走っていますが、 古いからと言って安全性が問題視されることはあまりありません。
ところがエレベーターは50年前だろうが60年前だろうがはたまた25年前であっても、 同じように新しいエレベーターに交換されてしまいます。
一般的には希少価値が認められるどころか、危険なエレベーター、 早く無くしてしまうべきと考えられているように思います。
他の乗り物であれば保存対象になるような1950年代や60年代のエレベーターも、 ただのビル設備として毎日稼働しているのです。

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